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平成15年10月号〜平成16年12月号

志友会報バックナンバー






 本紙は『西郷派大東流合気武術』の月刊紙のバックナンバーを公開している。
 さて、人類の歴史を振り返ってみると、そこには「闘争の歴史」があった。人と人が歪
(いが)み合い、論議を尽くして受け入れなくなると、遂には「武力の行使」に及んだ。

 言わば武術の起こりは、闘争や抗争に端を発し、口で言っても分からぬ者に、腕力をもって分からしめ、力をもって相手を屈服させることであった。そして「相手を屈服させる」という現実の中に、勝者はそこに“優越感”を感じ、唯一、傲慢
(ごうまん)横柄になる“座”を獲得したのであった。

 ところが、その勝者も、年齢には勝てなかった。肉体には限界があったからだ。
 人間は誰一人の例外も無く、生・老・病・死のプロセスを辿
(たど)る。これに例外とされる人間は、一人もいない。
 宇宙は刻々と変化する。この「変化」に、誰一人逆らうことが出来ない。この制約の前には、如何なる人間であろうとも、「従順」にならざるを得ない。

 しかし、昨今は「欧米から逆輸入された格闘技」が流行している。“アメリカナイズ”されたものが大流行である。
 その一方で、これらのものを愛好する若者達の「礼儀」や「モラル」は非常に悪い。
 それは、かつて日本の武術や武道が、欧米人に、表面的に「強弱論」で捉
(とら)えられ、その勝者を「英雄とする考え方」で欧米に輸出されていったからだ。
 そして欧米人は、「力は正義なり」という感覚で日本武術や武道を解釈し、劣悪な“暴力的”な一面だけが過大評価された。今もなお、強弱論は優越感をもって若者に歓迎され、こうした「暴力」が持て囃
(はや)されている。

 しかしそれは、根底に「弱肉強食の論理」が働いている為に、極めて暴力的であるばかりでなく、その次元を、戦国期の十六世紀の「乱世の兵法」に逆戻りさせただけであった。
 そこには「精神の向上」と言う、人間の内面的な姿を現す「礼儀の面」は皆無であった。

 世にこうした“類
(たぐい)の物”は満ち溢れている。首から下だけが頑丈で、頭の方は“からっきし”という愛好者が、巷(ちまた)を「肩で風切る傲慢さ」で闊歩(かっぽ)している。

 “腕力”と“スピード”と、“好戦的な態度”だけで、「武を解釈する」ことは非常に危険である。
 精神性の面が存在しないものは、やがて有識者から顰蹙
(ひんしゅく)を買われ、一等も二等も低俗的なものに蔑(さげす)まれ、武術や武道は転落の道を辿り、“暴力の名”で誹(そし)られて、“悪辣(あくらつ)”なものに成り下がるだろう。
 その時こそ、日本精神が崩壊するときなのだ。

 本紙は、こうしたものに警鐘を鳴らす、心ある者への「救恤
(きゅうじゅつ)の書」である。



平成15年10月号〜平成16年12月号まで


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